ロゴのブランディングによってアイデンティティを視覚化できる
日本では当たり前に知られる「ロゴ、マーク」ですが、実は誤解されている部分も多々あります。
そもそも「ロゴ」とはなんなのでしょうか?
その起源は古代メソポタミアの円筒印章からはじまり、硬貨や紋章(日本では家紋)そして印刷技術の発明から影響を受け発展してきたと言われています。
「ロゴ」を確立していく大きな転機なったのが産業革命による広告産業の成長時期です。
それまで世間的にはアートとデザインの認識や境界が曖昧でしたがこの頃から物語を表現する手段としての “アート” から、生活が向上した中流階級が好むブランドや製品を表す “デザイン” の分野が確立されていきました。
そしてブランドや製品のオリジナリティや装飾性を毀損せずにその存在感や個性を確立するために生まれたのが「ロゴ」になります。
ちなみに「ロゴ、マーク」という名称は和製英語で正式にはマーク(図案)の部分を“シンボル”、文字の部分を“ロゴタイプ”と呼称します。
世界で初めてロゴとして商標登録されたデザインは
Bass Brewery(イギリスのビール醸造会社)の赤い三角形をモチーフとしたロゴデザインで、シンプルな図形からブランドを素早く効果的に認知させるための多くのロゴデザインが生み出されていく歴史の始まりとなりました。
ロゴは企業・ブランド全体で機能しなければならない複雑なコミュニケーションの中心となる要素です。
できあがったロゴデザインはシンプルでも、視覚的なアイデンティティに組み込むために膨大な検証がなされた
ダイヤモンドのような結果であり、それはデザインの分野において最も難しく重要なことの一つです。
企業・ブランドを表現するためのロゴができるまでの過程には、
【リサーチ→概念化→調査→デザインの洗練→様々な製品でのテスト→デザインの精緻化→そしてロゴの採用と運用】
上記のようなプロセスがあります。
ロゴデザインは冒頭でご紹介したように、様々なルーツや文明や技術の進化の影響を受けながら生まれ続けてきました。
古代では貨幣の偽造を防ぐためにデザインは複雑化していきましたが、
今はその真逆に多様性を含みながらもシンプル化が進んでいます。
わたしたちは世の中に溢れかえった広告や様々なデジタルデバイスのなかに埋もれないために、
企業・ブランドのアイディンティティを可視化した、進化と変化を踏まえたロゴをデザイン致します。
◎ロゴデザインメニュー例
<企業・ブランド>
CI/VI(シンボルマーク、ロゴタイプ、ロゴのガイドライン)
<イベント・プロモーション>
タイトルロゴ、製品ロゴ、マーク など