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企業のブランド価値を高めるコーポレートブランドとは?

ブランド価値を高めるコーポレートブランド

企業のブランド価値を高めることは企業に勤めている従業員にとってのメリット以外にも、ステークホルダーに対するアピールにもなります。
コーポレートブランドについて理解しなければ、企業のブランド価値を高めるための対策を取ることが困難です。

そこで本記事ではコーポレートブランドについて解説していくので、企業のブランディングに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

 

コーポレートブランドとは

コーポレートブランドとは企業に対して持たれるイメージを決定するものであり、企業の特徴やイメージをあらわすための無形資産のことを指します。

コーポレートブランドを確立することで、従業員にもブランド価値を保つための行動を意識させ、無形資産の価値はさらに高まるでしょう。
企業そのものが保有している価値を示すためにも積極的に広報などでイメージ付けをおこない、いずれは社名を聞いただけで商品やサービスに対する信頼性が高まるようになるのが狙いです。

コーポレートブランドは社内外に大きな影響を与えるため、社内一丸となって取り組むことは長期的な投資として非常に有効と言えるでしょう。

 

コーポレートブランドを確立することで得られる効果

コーポレートブランドを確立すれば同業他社との競争において有利に事業展開が可能になり、企業名を聞いただけで商品やサービスの信頼性をステークホルダーやユーザーが持つようになるでしょう。

広報活動などを活用して企業自体の知名度が高くなれば、企業が持っている無形資産の価値も高くなり、商品やサービスに対する信頼性も担保されるようになります。
コーポレートブランドを確立することは簡単ではありませんが、一度成功すれば長期的に顧客獲得や採用に貢献してくれるでしょう。

こちらの記事では、コーポレートブランディングのメリットについて、さらに詳しく解説しています。
ぜひこちらもご覧ください。

【関連記事】経営者が押さえておきたいコーポレートブランドを高める5つのメリット

 

効果①優秀な人材を確保しやすくなる

コーポレートブランドを確立して企業イメージが良くなれば、採用募集に応募してくる人数が多くなります。
単純に10人の中から1人を選ぶ場合と100人の中から1人を選ぶ場合では、募集人数が多いほうが優秀な人材を確保しやすいのは必然でしょう。

優秀な人材を確保できればさらに企業価値を高めるのにつながるため、人材を確保できればそれがさらなるコーポレートブランドの確率につながる、という好循環が生まれます。

ブランディングの成功は、求職者がその会社で働く明確なイメージを持てることにも貢献するため、入社前後のギャップを減らし、結果的に離職率の低下を防いでくれるという効果も持ちます。

 

効果②従業員にも良い印象が持たれる

従業員が自身の勤務している企業に良い印象を持っているかどうかは、働くモチベーションを大きく決定づける要因のひとつです。

コーポレートブランドを確立して社会的に価値が高い企業と認められれば、従業員もそこで働くことに対して誇りを持てるでしょう。
モチベーションや自信を持つことで、それがパフォーマンスへのつながり、さらなる企業としての成長が期待できます。

 

効果➂企業名を覚えてもらえる

広告掲載やテレビCMなどで積極的に広報活動をすることで、直接的に関わりのない人にも企業名を覚えてもらえるようになるでしょう。

『あのCM見た?』といった形で口コミでも企業名が広がるようになり、商品やサービスの購入・利用を検討してもらえる確率が上がるのです。
その企業の名前を予め知っているか、は消費者が消費行動を起こす上で非常に重要な要素です。

 

コーポレートブランドを高めるためには

コーポレートブランドを高めるためには企業内だけでなく、幅広い層からの意見を取り入れながらの行動が大切です。
また、従業員にコーポレートブランドを高めるための活動を説明して協力を得なければ、ブランディングの成功は難しいと言えるでしょう。

ブランディングとは企業の中の一部の人間だけが強引に推し進めるものではなく、全ての従業員やステークホルダー・ユーザーで作り上げるべきものであることは認識しておきましょう。

本記事ではコーポレートブランドを高めるための具体的な方法を解説していくので、参考にしてください。

 

方法①視覚的なイメージを持てるようにする

視覚的なイメージとして企業に合ったロゴをデザインすることで、ロゴを一目見ただけでどこの企業か連想できるようにしましょう。
ロゴなどの視覚的イメージが世間的に知られることでコーポレートブランドとしての価値が高くなり、同時に無形資産としての価値が更に高まります。

 

方法②企業全体でコーポレートブランドを意識する

たとえば従業員がより良いサービスを提供することを徹底すれば、本来の商品やサービスに付加価値が生まれるでしょう。
コーポレートブランドは広報活動などでも高められますが、従業員が高い意識を持って業務に従事することで、顧客体験が向上し結果的に会社に対するイメージ向上に寄与するのです。

商品やサービスに対する消費者からの信頼は従業員の接客態度にも大きく左右されるため、常日頃から企業全体でブランディングを意識して行動するようにしましょう。
また、経営者は従業員にただそれを命じるだけでなく、ブランディングを確立するメリットを丁寧に説いていかなければなりません。

 

方法➂世間での認知度を把握する

世間での現在の認知度を把握すれば、世代や性別等カテゴリ別に自社や自社の商品・サービスがどの程度知られているかが分かり、今後のブランディング戦略を立てやすくなります。

世間での認知度を把握することで初めて現在の課題が分かり、明確なブランディング戦略の策定が可能となるのです。

逆に既に自社のことを知っている方に対しては、何を通じて知ったかを調査することでどの媒体での広報効果が効果的であったかの判断が可能です。
知名度が想定よりも低いことが分かれば、広報活動の進め方を抜本的なところから見直すといった思い切った舵取りが必要になるかもしれません。

 

コーポレートブランドを高める際に押さえておきたいポイント

コーポレートブランドは高めれば高めるほど世間的な評価も高くなる傾向にありますが、一方でポイントを押さえて置かなければ途中で思わぬトラブルに発展するリスクも。
特にコーポレートブランドの確率が上手くいき、認知度が順調に高まっている時にこそ思わぬ落とし穴が待っているため、注意しながら取り組みをすすめるようにしてください。

具体的に押さえておきたいポイントについて解説します。

 

ポイント①定期的に効果を確認する

コーポレートブランドは定期的に効果を測定して、ブランディング活動によってどのようなメリットを会社にもたらしているかを把握することに務めましょう。

現在の取り組みから効果を得られていないと判断した場合には、コーポレートブランド確率の方法を一から見直すことも必要です。
誰にも訴求できていないブランディングを無理に推し進めると、逆に企業のイメージダウンや商品やサービスの信頼性を損なうことにつながる恐れがあります。

 

ポイント②ステークホルダーやユーザーの意見を聞く

コーポレートブランドは社外へのメッセージの発信が手段の一つでもあるため、社外のステークホルダーやユーザーの意見を聞くことは重要です。
たとえ社内では好感触であってもそれが社外ではあまり感触が良くないというケースは珍しくないため、外部から第三者視点で見たときに今のブランディングがどう認識されているかを知るようにしましょう。

社内から見た企業と社外から見た企業でイメージの齟齬がないよう、コーポレートブランドを確立していくためには社外からの意見を取り入れることは非常に重要です。

 

ポイント➂1つの行動でコーポレートブランドが大きく変わる

コーポレートブランドを高めるためには地道な努力が必要ですが、一つ問題やトラブルが発生することにより企業に対する信頼が失墜するリスクもあります。
信頼は獲得するのに時間がかかりますが、失うときは一瞬なのです。

社内外からブランドに対して悪いイメージを持たれるということは、当然商品・サービスへの信頼も下がり、顧客離れを引き起こします。
そのような事態を避けるためにも、あらゆるトラブルやリスクを事前に想定し、万が一それらが発生したときの対応も想定しておきましょう。

また、従業員一人ひとりが企業の看板を背負っていることを強く意識させることも大切です。

 

コーポレートブランドは長期的な目線で考える

企業のブランド価値を高めるためにはコーポレートブランドの施策が大変重要であり、その影響は社内外に大きな影響を与えます。

ただし、コーポレートブランドのメリットは一朝一夕で得られるものではなく、長期的な視点を持っての取り組みが必要不可欠です。
また、コーポレートブランドを確立できれば多くのメリットを得られる反面、ブランディングの失敗は社会からのイメージダウンにつながると言ったデメリットもあることを忘れてはいけません。

本記事で紹介した内容を参考に、ぜひ自社のブランディングを進めてみてください。

あめとつち株式会社は、ブランディングデザインによる企業成長のサポートをしている会社です。
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