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ロゴの必要性とロゴデザインの重要性【続、コロナと戦う、ブランド力】⑫

ロゴの必要性とロゴデザインの重要性 【続、コロナと戦う、ブランド力】⑫

ウィズコロナ時代、アフターコロナ時代、新たな価値創造が求められるなか必要不可欠な戦略として注目されている「ブランド価値創造」に焦点を当てながら中小企業におけるブランド力向上のヒントを “ブランディングレポート” として全8回にわたりお届けします。

“Ame to Tsuchi, Inc. Branding Report”

ロゴやデザインは、企業にとってどのような重要性・必要性があるのでしょうか。「ロゴなんてなくてもいいのでは?」と考えている人もいるかもしれません。
しかし、例えば「シャネル」というブランド名を聞いたとき、誰もがあのCが2つ重なったロゴが頭に浮かぶでしょう。「グリコ」というブランド名を聞いたときも、人が両手を上にあげているロゴデザインを思い浮かべますし、あのロゴを見ただけで「グリコだ」と気が付きます。ロゴの必要性や重要性、効果、そしてロゴがあることが売上アップにつながるのかどうかまで、詳しく解説します。

ロゴマークの必要性と重要性

世界の大企業はロゴを重要視し、ロゴの作成に多額のお金を払っている会社も少なくありません。例えばNTTはロゴに1,000万円、ペプシコーラは1億円を支払っています。

残念ながら、これまでロゴやデザインが持つ重要性・必要性について語られる機会はあまりありませんでした。そのため、ロゴの重要性・必要性を疑問視する人もいますが、興味深い調査結果があるのでご紹介します。

「ロゴマークがない、かっこ悪い企業に不安を感じますか」というアンケートをとったところ、52%が「少し感じる」、10%が「とても感じる」と回答しています。全体の6割以上が、ロゴがない、不格好だとその企業に対して不安を感じているのです。

ロゴデザインが商品についていること、そしてそれが魅力的なデザインだと、それだけで消費者は安心し、商品への信頼が高まります。これだけでも、ロゴの重要性・必要性が強く感じられるのではないでしょうか。

ロゴマークの効果

ロゴの効果をもう少し具体的に説明しましょう。ロゴはデザインなので、私たちの脳に映像として記憶されます。ブランド名やメーカー名がわからなくても、ロゴは知っているという経験はありませんか。また、魅力的な商品を映画やドラマで見て、そのロゴを頼りに商品を探したという人もいるのではないでしょうか。

ロゴはデザイン、つまり「絵」「画像」です。絵や画像は私たちの右脳で処理される情報ですが、右脳は同時に「感情」も処理しています。

ロゴは私たちの頭の中で直感的に処理されるのです。さらに、右脳で処理されると長い間記憶に残ります。良いイメージでロゴが印象に残ると、そのロゴは長い間その人の中で「良いもの」=「良い商品、良い会社」として記憶されるのです。

良いデザインのロゴは人々に「好感」を抱かせます。これはかけがえのない無形資産で、他との大きな差別化となります。

起業したり、経営者が変わってリニューアルしたタイミングこそ、ロゴを作ったり見直したりする絶好の機会。名刺交換で自分の顔と名前は覚えてもらえなくても、企業のロゴは覚えてもらえるかもしれません。ロゴは社会に対し、存在をアピールし、コミュニケーションの手段となるのです。

「起業したばかりだから、うちにはまだロゴは早いかもしれない」「今のロゴは古臭くて気に入らないけれど変えるのも面倒」と考えているとしたら、それは貴重な機会を失っている可能性が多く「もったいない」の一言に尽きます。

ロゴマークで売上がアップする

魅力的な優れたデザインのロゴマークは、売上アップにも直結します。

知っている人と知らない人が同じものを売っていたとします。買うとしたら、知っている人から買うでしょう。信頼できる人とできない人、どちらからものを買いたいでしょうか。もちろん、信頼できる人でしょう。

また、素人とプロでその商品やサービスに対して詳しい人がいたら、詳しい人から買いたいと思います。これが全て、ロゴに直結するとしたらどうでしょうか。

全く同じデザイン・スペック・金額の車が3台あります。ひとつには見たことがないロゴがついていて、ひとつにはお菓子の会社のロゴが、そしてひとつにはトヨタのロゴがついていたとしたら、ほとんどの人がトヨタのロゴのついた車を買うでしょう。これは全て、「トヨタを知っている」「トヨタという会社への信頼」「トヨタは車のプロ」だからです。

「トヨタの知名度やロゴが広く知られているから」というのはもちろんですが、ロゴのデザインも多くの人にとって好感が持てる優れたものだからという前提があります。

先ほどの例えは有名なロゴを使った話ですが、知名度がないロゴの場合はどうでしょうか。

アメリカで「ロゴによって売上が変わるか」を調べた調査結果もあります。この調査では、商品に円形、三角形、紋章のロゴをつけてそれぞれ販売してみました。すると、一番たくさん売れたのは紋章のロゴで、次が円形のロゴ、最も売れなかったのは三角形のロゴでした。

ロゴが魅力的なデザインであれば、まだそれほど認知されていなくても売上アップにつながります。さらに年月を重ね知名度が上がれば、ロゴだけでその商品を手に取る人も出てくるでしょう。

人々に好感を持ってもらえるデザインのロゴは、企業にとって重要かつ必要なものです。まだロゴがないという企業の方は、この機会に「自社のロゴ」を作ることを考えてみましょう。

最後に、いまも最前線で戦う医療従事者への敬意を表し、「ブランドの芽が絶えぬよう、戦う勇気、続ける勇気」を少しでも皆様へ届けられることを願います。

次回、2月27日配信予定の第13回は “ロゴ制作はブランディングの第一歩” についてお届けします。
どうぞお楽しみに。

コロナ渦の「ブランド再構築やブランドの再定義」など、リ・ブランディングをお考えの皆様。
そして、「業態シフトやブランドシフト」など、新ブランドをお考えの皆様。
緊急事態宣言が解除された後も “新しい生活様式” を踏まえた早期の備えが必要です。
あめとつち株式会社ではブランディングの専門家として、皆様からのご相談を随時受け付けております。


Ame to Tsuchi, Inc. お問い合わせ Ame to Tsuchi, Inc. ブランディングプラン

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