timeline

ブランディングとは整理すること

ここ10年ほどでこれまでの「広告」に代わって「ブランディング」という言葉がずいぶん定着してきました。
しかし言葉だけが先行して、そもそもブランディングとはどういうことをするのか?という理解はあまりされていない印象です。

あめとつちが考えるブランディングとは、ひとことで言うと「整理」です。
ブランディングを進めていくと、ほとんどのケースでシンプルになっていきます。
シンプルとは言い換えると本当に必要なモノだけを残していく工程です。
この工程が意外と難しく、実際の生活でも使わないとわかっている物でもなかなか捨てられないという経験がないでしょうか?
この「削ぎ落とす決断」がよいブランドをつくっていく上でとても大切なことになります。

整理され統一感のある空間や建築が美しく魅力的なように、不要なものが削ぎ落とされて視覚的に整理されたデザインも同様に見られます。
たとえば、エルメスやGoogleがおこなっているブランドコミュニケーションは現代のブランディング手法としてはひとつの到達点と言えるでしょう。
エルメスは広告では自社のことをひとつとして説明していません。
「こういった素材で、職人が、こんな技術で製品を作っている」ということを広告では一切宣伝しないのです。
広告で使われているのはロゴとイメージ写真のみで、余計な説明や売り文句を加えないことでブランドの佇まいをつくっています。
Googleにおいても検索エンジンのトップには「Google」と書かれているだけでその他の情報や写真などは一切入れていません。
それでも世界のリーディングカンパニーとして圧倒的な存在感があります。
本当に伝えたいことを一点に絞り、シンプルに伝えることでユーザーへより良い印象を与えるのです。

ダイヤモンドを研磨するように必要な要素だけを抽出することでブランドの佇まいがつくられ、魅力を最大化していきます。

関連記事一覧

最新記事