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コロナと戦う、ブランド力(連載4/5)

このたびの新型コロナウィルスによる影響を受ける企業、特に中小企業が直面する経営危機に対して、ブランドの芽が絶えぬよう、
危機対応策をまとめたブランディングのレポートをここに公開します。

ブランドの危機対応策/その2
<世の中ルールが変わっていることも想定しておく>
世界中で刻々と深刻化する新型コロナウイルス。未だ終息すら、見えない状況化にあります。そして、この期間で私たちの生活や働き方までもが、一変してしまいました。まず、多くの企業がこれからどう舵を取れば良いのか考える間もないまま、急遽仕事を在宅勤務に切り替えることとなり、その働き方すら変えざるを得なくなってしまったのではないでしょうか。

ようやく、日本国内でも働き方改革が推進され、ITやデジタル活用という言葉が盛んになってきた最中に残念ながら、この新型コロナウィルスは発生しました。その影響は凄まじく、急遽ブランドの方針を変えた企業も多いのではないでしょうか。また、「IT化・デジタル化」への準備が整わないまま、その対応をせざるを得なくなってしまった経営者様も多いのではないかと思います。そして、この度の緊急事態宣言を受け、さらに多くの方々がITへの知識や教育が追いつかないまま、突如と在宅勤務を要請されましたので、たくさんの戸惑いや不安もあるかと思います。また、オリンピックイヤーの日本では様々な中小企業が「ブランド化」にも力を入れていましたので、そのブランドの活動は決して在宅勤務だけでは賄えずに、困っている方も多いのではないかと思います。

そこで、今回は在宅勤務でも可能な「コーポレート・ブランディング」の方法を簡単にご紹介いたします。

まず、コーポレート・ブランディング(企業ブランド)の方法としては、アウター・ブランディング(外部への活動)とインナー・ブランディング(内部への活動)の2つがあります。
そして、このような有事の際に取るべき対策として、真っ先に「アウターブランディング」へと力を注げるような対策を考えたいところなのですが、実は「インナーブランディング」の対策が、まず優先となります。

何故なら、「ブランドを動かす原動力は人」だからです。
このコーポレートブランディングは、企業のブランド活動のことを指し、その企業は何らかのビジネスで成り立っています。また、ビジネスの根本は経済活動です。そして、その経済活動からブランドの活動も成り立ち、ブランディングを行うのも、多かれ少なかれ「人」なのです。

このような有事の際は、その「人の心」がとても弱ってしまう傾向にあります。また「人を動かすのも人」ですので、求心力が取れずにバラバラに動いてしまっては、元も子もない状態になってしまいます。
そうなってしまっては、当然ブランドの力も急速に弱まることが予測されますので、このような時には「まず、内部から固めていくこと」が重要で、このインナーブランディングへの取り組みこそが、その後のアウターブランディングのスピードや強化という成果に繋がるのです。

今だからこそ、自粛要請の出ている限られた時間を有効に活用しながら、「ブランドの内部が抱える本質の課題へ」と向かい合う良い機会になるのではないでしょうか。また、インナーブランディングであれば、外部も気にせず在宅勤務で取り組むことができます。今は世界中がとても難しい局面で「とにかく今は」と、多くの人たちが同じ想いでいるのだと思います。今、この終わりが見えない戦いに人々は疲れを感じている頃なのです。

しかし、仕事にしろ、生活にしろ、何かしら行動をしなければ、人は生きていけなくなってしまいます。そして、これから世界や世の中のルールが大きく変わろうとしている今だからこそ、様々な角度から起こりうる仮定の話についても、周囲の意見に耳を傾け、落ち着いて考えてみましょう。

ブランドの芽が絶えぬよう、「急がば回れ」と。

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