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コロナと戦う、ブランド力(連載2/5)

このたびの新型コロナウィルスによる影響を受ける企業、特に中小企業が直面する経営危機に対して、ブランドの芽が絶えぬよう、
危機対応策をまとめたブランディングのレポートをここに公開します。

はじめに、「ブランド力」とは何かを簡単に説明します。
まず、ブランドとは会社や製品など「個に抱く知覚(イメージ)」の総称で、簡単にいえば、お客様の頭の中にある会社や製品等に対する印象です。
そして、ブランドの印象には様々な「お客様にとっての価値」が存在しています。
このように「ブランドがもたらす(印象)価値」と「その価値を認めている人の数」が “ブランド力” となります。

例えば、中小企業が会社のブランド力を高めたい場合には、まず「ブランド価値×価値を認めている顧客数=ブランド力」 を目指すことが重要です。
その価値を提供するブランド側と、その価値を感じ取る受け手側の価値観が近しく、求める客が多ければ、ブランド力は高いことになります。

そして、本題へ入ります。
ブランド力と言うと多くの人は、「ルイ・ヴィトン」や「ディオール」などのファッションブランドを思い浮かべるのではないでしょうか。
では、このようなブランド先進企業は新型コロナウイルスに対して、どのような闘いに挑んでいるのでしょうか?

ファッション業界の取り組みを例にみてみましょう。

◯ルイ・ヴィトンの取り組み
@LOUIS VUITTON
本社のあるアトリエで、医療用ガウン(防護服)の製作を開始。
そして、フランスにある5カ所のアトリエにて300人もの職人を投入し、医療用防護マスクを生産。

◯ディオールの取り組み
@DIOR
ベビー・ディオールのアトリエでマスクを生産し、フランスの医療関係者や最前線で働く人々へ配布。

◯ジョルジオ アルマーニの取り組み
@GIORGIO AMARNI
イタリア国内の4工場で使い捨て医療用作業服を生産。

◯サルヴァトーレ フェラガモの取り組み
@SALVATORE FERRAGAMO
イタリア・トスカーナ州の地域にある医療機関のためにTNT抗菌マスク10万枚を製造。

@JAPAN
資生堂は、4月15日に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、手荒れに配慮した手指消毒液(指定医薬部外品)を新たに開発し、生産を開始。

現在では、海外だけでなく多くの日本ブランドも続々と自社のノウハウを活用しながら、この新型コロナウイルスの一日も早い終息に向けて、日々の闘いに挑んでいます。
小さなブランドを持つ皆様も、身近な課題からできる取り組みを考え、「新たな価値」を再発見する良い機会なのかもしれません。

そして、世界中のブランドで働く人々が、知恵を絞り、多大な情熱と創意工夫をもって、最前線で戦う医療従事者へ敬意を込めながら、必死でその不足分を埋めようとしています。
この共に戦う姿勢や小さな一歩を踏み出す勇気に多くのブランドファンは共感し、勇気づけられるのです。

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