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コロナと戦う、ブランド力(連載1/5)

このゴールデンウィーク期間を一つの節目として、今後の経営対策を考える経営者様も多いのではないでしょうか?
しかし、厳しい市場環境のなか気が気でないと思います。
私たちの会社もお休みなのですが、今年はSTAY HOMEですので「将来をじっくりと考える」キッカケをつくれる有意義な期間として、この連休中に特別連載いたします。

「STAY HOME 週間」特別連載

世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。
緊急事態宣言の対象が全国に拡大してからも、未だ予断の許さぬ状況にあり、この短期間で各地の様子は一変してしまいました。この感染拡大により中小や零細企業の中には、倒産や事業停止に陥るといったケースも出始めています。こうした先の見えぬまま刻々と状況が変わる中、大手企業であれば各専門家を集め専門部署を立ち上げ、これからの対策を講ずることが出来るかも知れません。

しかし、私たちのような小さな会社にとって、人々が殺到する公的機関の窓口へ足を運びながら融資や専門家などを頼るか、自ら情報を集め、今を戦うしかありません。
この先行きが見えず、不安なままでも大切な家族や社員の生活を守るため、一人で大きな決断を迫られる経営者も多いのかと思います。そんな予断を許さない状況でも1年後、2年後を見据えた準備をしながら、「今やるべきこと・やれること」を着々と実行していく、という小さな一歩がとても大切なのだと思います。例えば、人との接触を避けなければならず、営業困難な時でも培ってきた知恵は専門ノウハウという形でファンへ提供ができます。

私たちの場合、デザイン会社という特性から、クリエイターやアーティストを多く抱えておりますので、有事の際には「こんな時期に?」「デザインなんかしている状況か」という声も届くほど、影響を受けやすい事業です。

しかし、私たちはバブル崩壊後の日本経済、リーマンショック、震災など多くの困難や変化にも柔軟に対応し、乗り越えてきた世代です。また、ブランド構築やブランド再生に於いても豊富な経験と実績という武器があります。
今だからこそ、デザインの専門家として、ブランドの専門家として、出来ることも沢山あるのです。そして、ブランディングを得意領域としている「あめとつち株式会社」の使命として、コロナウィルスによる影響を受ける企業、特に中小企業が直面する経営危機に対して、ブランドの芽が絶えぬよう、危機の対応策や、ヒントになるようなレポートを公開致します。

まず、コロナの影響を受けている会社を見ていると、
主に3つのパターンに分けられます。
①重傷で被害が拡大している会社
②軽傷でまだ被害が少ない会社
③むしろ儲かっている会社

そして、
①の重傷な会社は、すぐにキャッシュを積み増す対策が必要です。まずは直接的なダメージを避けキャッシュを積んで生き残るための施策を考えましょう。
②の軽傷な会社は、この期間に会社を変えるためのアクションが必要です。何故なら今回の出来事で、世の中の価値観やルールは確実に変わってきています。そこで、まだ影響がないからといって、今までと同じ仕組みのままビジネスを行おうとすると、思ったよりも成果が上がらなくなってしまう可能性がありますので、今後の環境の変化に適応したブランド戦略の見直しが必要です。
また、戦略の見直しには今回の出来事が「私たちの経済にどのような影響があるのだろうか」と様々な角度から考えることが大切です。例えば、経済学者の用語だと、無形資産と呼ばれるような「アイデア、知識、社会関係」といった観点から、ブランドが所有する価値を再定義し、「大切な価値」をさらに「長持ちする価値」となるように、この変化に適応するよう磨き直すことも必要なのです。まさに、今がその『変わるタイミング』なのです。

今は終息後の”新時代”へ向けた様々な準備が必要です。
私たちが定義するブランディングはファンを増やすための活動のことを指します。そのファンとは、「特定の人物や事象に対する支持者や愛好者」のことです。そのファンからの絶大な支持は決してセールスという観点だけでは成立しません。そこには必ず、愛着や良いイメージという感情を持っているのです。この連載タイトルにもあるようコロナとの戦いで、ブランドのファンを味方につけ中長期でも戦い抜けるだけのブランド力が必要となるのです。

また、この戦いでは経済弱者や情報弱者から巻き込まれてしまうのも現実です。
私たちが行うブランディングは、「まず、自分ゴト」として捉え、考えることが基本です。
自分ゴトとして、専門家として、この記事の掲載により、「小さなブランドをもつ皆様へ」
戦う勇気、続ける勇気を少しでも届けられることを切に願います。

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