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ブランディングを実施する手法をステップごとに徹底解説

ブランディングを実施する手法

自社の製品・サービスの売上や利益を増やすために、数多くの企業様が取り組んでいるブランディング。
しかし、これからブランディングを実施しようとしている企業様のなかには、どのように進めればよいかがわからない企業様も多いのではないでしょうか。

この記事では、ブランディングを実施する手法をステップごとに解説します。
これからブランディングを実施するという企業様は、ぜひ参考にしてみてください。

【ブランディングの手法】ステップごとに解説

ブランディングの手法は以下の5つのステップに分けられます。

ブランディングの手法のステップ

  1. 環境分析を行う
  2. ブランドの方向性やコンセプトを決める
  3. ブランド名やロゴを制作する
  4. 発信する媒体を決める
  5. 効果を測定する

ここからは、順を追ってブランディングの手法のステップを解説します。

ステップ①環境分析を行う

ブランディングを行う際は、まず自社の置かれている現状を客観的に把握する環境分析を行わなくてはなりません。
環境分析には、3C分析・PEST分析・SWOT分析などの分析方法が存在します。
的確な分析をすることで、ブランディングを行う対象の市場や製品・サービスのカテゴリー、ターゲットユーザーなどを決められます。

以下に、3つの環境分析の分析方法を表にまとめました。

環境分析における3つの分析方法
3C分析 ・顧客(Customer)分析:業界の状況や顧客ニーズなどを分析
・競合(Competitor)分析:競合他社の売上や市場シェア、製品・サービスの強み・弱みなどを分析
・自社(Company)分析:自社の経営資源や技術力、組織力などを分析
PEST分析 ・政治(Politics)/経済(Economy)/社会(Society)/技術(Technology)の4つの外部環境について分析する
・自社や業界にどのような影響が及ぼされるのかを把握するために行う
SWOT分析 ・自社の強み(Strength)/弱み(Weakness)/社会や市場における機会(Opportunity)/脅威(Threat)を分析
・それぞれの要素をプラス面とマイナス面に分けて書き出すことで、内部環境と外部環境の両面を把握する

上記の3つの分析方法を上手く活用しながら、環境分析を行いましょう。

 

ステップ②ブランドの方向性やコンセプトを決める

上記で行った環境分析をもとに、次はブランドの方向性やコンセプトを決めていきます。
このときに考える具体的な事項は以下のとおりです。

ブランドの方向性やコンセプトを決めるうえで考えること

  • ブランドにどのような価値を付けるか
  • ターゲットユーザーにどんなイメージを持ってもらいたいか
  • ターゲットユーザーがブランドを利用することでどのようになってもらいたいか

以上の内容を明確化することで、ブランドの方向性やコンセプトが固まっていきます。
ブランドの方向性やコンセプトは、ブランディングを実施するうえで土台となるものなので、軽視してはいけません。
慎重に取り組み、ブランドの方向性やコンセプトを決定しましょう。

 

ステップ③ブランド名やロゴを制作する

ブランドの方向性やコンセプトが決まったら、ブランド名やロゴを制作するステップに移ります。

特に、ブランド名とロゴは人の記憶に残りやすいので、ブランディングの手法では欠かせません。
広告の効果を最大限に発揮する効果や、ブランド価値の向上といった効果が見込めます。

ブランド名は簡潔で明解であること、名前がほかのブランドに類似していないこと、そして親近感が沸くものにするとよいでしょう。
ロゴは、さまざまな媒体や場所で使用されることを踏まえて、縮小したり拡大したりしても認識しやすいデザインであるとよいです。

また、そのブランドが持つコンセプトや価値観、ストーリーなどが想像できるものであることもポイントとなります。

こちらの記事では、商品ブランディングについての効果や手法、そして事例などをご紹介います。
ぜひ参考にしてください。
【関連記事】商品ブランディングとは?効果や手法、事例などを紹介

 

ステップ④発信する媒体を決める

ブランド名やロゴを制作したら、ブランドを発信する媒体を決めていきます。
具体的な媒体として考えられるものは以下のとおりです。

ブランドを発信する媒体

  • テレビ
  • 雑誌
  • 新聞
  • チラシ
  • Web
  • 動画
  • SNS

発信方法は多岐に渡りますが、アプローチしたいターゲットユーザーの属性によって最適な発信方法が異なります。

たとえば、60代以上の高齢層にアプローチしたい場合には新聞が有効であり、10~20代の若年層にアプローチしたい場合にはSNSが有効です。
年齢層だけではなく、性別や職業、年収などさまざまなステータスを考慮したうえで、発信する媒体を選ぶことが重要です。

また、媒体によって必要な費用も異なります。
テレビCMでブランドをPRする場合は高額な費用がかかりますが、チラシでのPRにはそこまでの費用はかかりません。
媒体によって予算が異なるので、自社の予算も考えたうえで媒体を決めていきましょう。

 

ステップ⑤効果を測定する

ブランディングを実施するうえで、実施後の効果測定は欠かせません。
なぜなら、効果を得られたのか、または得られなかったのかを検証しないと改善点を把握できないからです。

効果の指標となるものは、アンケート調査の結果やWeb上での露出度などです。
アンケート調査はメルマガやWeb広告などで実施することができ、ブランドの認知度や好感度を検証することができます。
Web上での露出度は、主にTwitterやInstagramなどSNSを見て、自社のブランドに関する投稿がどれだけあるかを確かめられます。

ブランディングを実施したあとには、しっかりと効果検証まで行うことがブランディングの手法として重要です。

 

ブランディングの手法で特に重要なステップはコンセプト決め

いかがでしたでしょうか。

ブランディングは綿密なステップを踏みながら実施しないと、ブランド価値を上げられません。

ブランディングの手法のなかでも特に重要なステップは、ブランドの方向性やコンセプトを決めることです。
これらを決めるときには、ターゲットユーザーにどんなイメージを持ってもらいたいか、ブランドを利用することでどのようになってもらいたいかを考える必要があります。
慎重に取り組み、ブランディングを成功させましょう。

あめとつち株式会社は、ブランディングデザインによる企業成長のサポートをしている会社です。
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